飼育と繁殖 2016年10月30日 Thecadactylus コメント:2

Thecadactylus oskrobapreinorum 
Thecadactylus oskrobapreinorum 

同居させてから約一か月。恐らく画像の雌が抱卵した。このヤモリはもううちに帰化したような生き物なので、今更気張ってやるようなもんでは無いが、インターネットは無駄の種をばら蒔いてこそなので、一応後続のために繁殖に関して記す。
このヤモリの飼育自体は難しいものでは無いが、性質が陰湿陰険邪悪が手足を伸ばして動き回っているようなヤツなので、基本単独で飼育する。他の個体に兎に角排他的で、雄同士は勿論、ありがちに雄が雌を攻撃するし、逆に雌が雄を攻撃したりもする。雌同士は大丈夫なのかと思いきや、やはり咬み合って殺し合う。管理人は入手直後は雄1雌2のトリオで同居させていたのだが、半年はそのまま飼育できていたのに、ある時に雌の片方が咬まれたような怪我をしていて、まぁ小競り合いだろうぐらいに思っていたら、後日かなり深刻に噛まれて殺されていたことがある。パワーバランスの拮抗が成っているうちはなんともないのだろうが、一たびそれが崩れるともうどうにもならない。死ぬまでこいつらはやる。
繁殖もこの点に留意していれば容易ではある。うちでは普段はエキゾテラの30×45で単独飼育していて、ペアリングの際は45×60に移す。同居させてから1週間程度で交尾出来ていればメスの首元に咬み跡が付くので、それを確認したら直ぐ分ける。1週間で交尾が確認出来なくても取り敢えず分ける。その場合はまた少し時間をおいてから雌のコンディションを見て再度同居させる。ここでぐずぐずして分けないと雌が取り敢えず死ぬ。マジで死ぬ。超死ぬ。2匹殺した。
繁殖のトリガーは良く分からない。なんかとりあえず一緒にしたら無暗に殖えてるのでそういうもんなのだという感想以外無い。多分湿度じゃないでしょうか(適当)
交尾が上手くいって、抱卵が確認できたら大体一か月ぐらいで産卵する。卵は1度に1個のみ。それを4~7回ぐらいに分けて産む。産卵は床材を適当に掘って行われる。抱卵時から雌の食欲は猛烈なことになるのでまめに給餌するとクラッチが続く。
孵化までは4.5か月かかる。ここが一番面倒くさいとこで、まぁ忘れないように管理しろとしか言いようがない。コツとしては、水分は空気中から吸わせること。ゲッコエラもそうだが孵化までの時間が掛かるやつの卵を保湿材に埋めたりすると大体途中で駄目になる。この方法は壁面性のヤモリ全般にも有効で、今まで私が殖やしてきた壁面性はほぼこの方法で孵化させてきた。というか私が保湿材の水分の塩梅を未だに把握できないという点にすべての原因があるのだが、そういう話がしたいんじゃないんだよ今は。
世界的に見ても非常に貴重な種で、見た目も歪な水玉模様で他に類を見ない。大きさもそれなりで飼育もし易い。こんな良いヤモリがいるかと言いたいとこだが、私から言わせれば南北アメリカで最高なのは誰がなんと言おうとアリステリガー一門に違いないので、いくら貴重でも所詮はセカダクである。アリステリガーには勝てない。勝てないんだよセカダクでは。

コメント

ペットとしての流通からするとrapicaudaのがレアになっちゃってるのがなんとも 
あっちのがフォルム独特でおもしろいんだけどなあ、色んなヤモリ混ぜて全部を薄めた感じで
  1. 2016/10/30(日) 23:15:42 |
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  3. チャバン #-
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あっちはいろんなロカリティが混じってるので、どこのラピカウダだか良く分かんないのが駄目ですよ。
産地で下手したら種類違うかもだし。
  1. 2016/11/01(火) 19:19:18 |
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  3. 管理人 #-
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