灰色の亡霊Ⅱ 2014年12月23日 Mediodactylus コメント:0

Mediodactylus russowii zarudny

Mediodactylus russowii zarudnyi

灰色の亡霊メディオダクティルスの最高傑作、ルッソウィの亜種。全く畏れ多いことだが、あろうことか明確に本種と見分けられる写真を見る前に実物が来たという非常事態であるため、いつもの妄想を繰り広げる前に現物を見てしまった。
メディオダクティルスは環境やテンションによって体色をかなり変化させるヤモリのようで、画像の個体も最初引き取った時はデリカップの中で灰色になって蹲っていた。なれど今は画像の様に黒一色である。ルッソウィと比べてより体表の棘状の突起が強く出ており、ルッソウィを魔改造したかのような趣がある。しかし魔改造とは言っても全くこの端正さ、精緻さ、造形の端々に神が宿ったが如き超絶技巧。被った灰を振るい落とし、黒を纏った今、もはや何物にも染まらぬとの声なき宣言である。

Mediodactylus russowii zarudny

こっちがメス。どうやらこれから脱皮するようで全身が曇って見える。
そう言えば少し前に今まで生息が確認されなかったイランの中央部でも捕獲例が出たとかで、論文になっていたのが本種。
ルッソウィはかなり広範囲に生息するみたいで、それこそカスピのほとりから中国の端まで、まるでシルクロードを覆い隠すような分布をしているらしいが、その実生息環境をえり好みするらしく、どこに行っても見られる生き物では無い様である。

Mediodactylus russowii zarudny

和名が良く分からないのでイマイチ呼びにくいんだけど、どうしたもんですかね。カスピヤモリとかではいくらなんでもねぇ。

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