有頂天辺 2013年09月21日 Tarentola コメント:0

Tarentola americana

Tarentola americana americana !!!

カベヤモリことタレントラ一門の最高峰、カーボベルデのギガス、中央アフリカのエッフィピアータをも凌ぐ属内究極の種。最大と謳われた絶滅したジャマイカの巨人、アルバートシュワルツイの面影を今に伝える唯一のカベヤモリにして、タレントラの迷宮の最奥に坐す最後の一匹。遥かキューバから幾人もの手を経て、遂に私の手に落ちる。

ギガスやエッフィピアータがタレントラ界のラスボスなら、本種はクリア後のエクストラダンジョンの裏ボスの立ち位置で、パチダクであれば満場一致でナマクエンシスであるが、もっと広く分かり易く言えば、それは例えばイセリアクイーンとか、ヤズマットとか、ナインボールとか、人修羅の様な存在であると考えて頂きたい。

通常タレントラの類は地中海沿岸から下の北アフリカあたりのムーアやタマキ、もしくはカーボベルデやカナリア諸島といった、アフリカ大陸の北西部の先の島々のギガスやデラランディあたりの連中が一般的ではあるけど、実はこいつら中米の島にもその一門が少数ながら潜んでいる。知名度こそほぼ皆無だが、このアメリカーナは属内でもかなり大型化し、最大種の一角に数えられるぐらい巨躯を誇る。

ネットであっても本種の写真は例のフリッカーに投稿されたものを含め、ほぼ片手の指の数で足りるぐらいの枚数しか存在せず、私はその存在を知った時から長らくの妄想と幻覚の中で今に至るまで、徐々に怪物的なイメージを肥大化させていった。当然夢にも手に入るとは思っておらず、今回の入手は幸運を通り越して何がしかのガイア的な意思が働いたとしか思えぬ。

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顔付きは大型のヘミダクを思わせる様なシャープさ。そして体表はゴツゴツとしてムーアやタマキを連想させるが、この後頭部から首元にかけての堅牢ぶりは間違いなくタレントラ。体つきは他の同属の大型種と比べればやや細めで、そのせいか胴長の印象。なのでかなり異質に見える。誰も今まで見たことのないカベヤモリ。
和名はキューバカベヤモリが妥当かと思われる。学名に沿ってアメリカカベヤモリとかはちょっと漠然としすぎ。キューバンウォールゲッコーとかカッコいいじゃないですか、特にキューバンのあたりが。

今回やってきたのは雌なので、カベヤモリのセオリー通りであれば雄の方が大型化するはずだから、次は是非とも雄を手にせねばならない。
その時こそこのヤモリの真の姿を拝謁することが出来るだろう。




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